神戸文学館ホームページ

2018-2-22 改定

■表紙もまた芸術作品~企画展「装丁の美術館」■
 企画展「装丁の美術館」は表紙など本の顔について紹介しています。おすすめの一つは谷崎潤一郎が昭和30年代に出した棟方志功とのコラボ作品です。『鍵』(昭和31年)、『夢の浮橋』(同35年)、『瘋癲老人日記』(同37年)という単行本3冊は、いかにも棟方志功らしい「板画」が表紙を飾っています。また、昭和33年1月から34年7月にかけて発行された『谷崎潤一郎全集』(全30巻)は箱に異なる図柄の「板画」があしらわれている労作です。装丁にこだわっていたという谷崎の要請にこたえた棟方志功の作品を楽しんでください。谷崎作品以外にも夏目漱石の単行本は見ていて楽しい表紙。本棚の背表紙だけでは分からない面白さです。5月13日まで。


■3月、4月のコンサート~土曜サロン■
 3月24日の土曜サロンは「リコーダーの万華鏡~木漏れ日と遊ぶやさしい音色」です。リコーダーは数百年前からある木管楽器。このコンサートに使うものは学校で習う「リコーダー」とは随分イメージが異なります。ソプラノからバスまで様々な音色は、まさに万華鏡。優しい一時をお楽しみください。
 4月7日は「ひょうご日本歌曲の会」の文学館サロンコンサートです。「詩」と「音楽」という異なるジャンルが結合した芸術です。かつては趣味人たちのサロンで楽しまれた音楽。神戸文学館のレトロな空間に心を震わせる声楽が響きます。ぜひご参加ください。
 いずれも申し込みは☎078-882-2028まで。


■時実新子コーナーを新設■
 川柳作家・時実新子の『川柳大学』創刊号や直筆原稿(複製)、写真などの資料を集めた「時実新子コーナー」を常設展示スペースに新設しました。昨年の特別展の際に置いていた「新子日録」のコピーもご覧いただけます。
 一方、蔵出し展示の「現代漫画大観~百年前が見えてくる」は終了しました。


■文化人たちの小世界■
 神戸文学館が所蔵している資料を展示する「蔵出し展示」の第3弾を始めました。今回は「明石豆本らんぷ叢書」です。昭和47年から49年にかけて発行された豆本シリーズ。当初は100編の発行が計画されましたが、残念ながら26編で終わりました。表紙には1冊ずつ異なる「らんぷの絵」が描かれており、表紙を見るだけで楽しくなります。